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損切りと利確の基本 - リスク管理の第一歩

損切りと利確とは?

損切り(ストップロス)

損失を確定させて、これ以上の損失を防ぐこと

例: 「-1,000円の損失で決済する」

利確(テイクプロフィット)

利益を確定させること

例: 「+2,000円の利益で決済する」


なぜ損切りが重要なのか?

損切りしないとどうなる?

悪い例

  1. USD/JPYを145.00円で買い
  2. 144.50円に下落(-5,000円の含み損)
  3. 「もう少し待てば戻るかも…」と保有継続
  4. 144.00円まで下落(-10,000円の含み損)
  5. 「ここまで来たら戻るまで待つ!」
  6. 143.00円まで下落(-20,000円の損失)
  7. 強制ロスカット

損切りしていれば…

  1. USD/JPYを145.00円で買い
  2. 144.50円に下落
  3. 事前に設定した損切りライン(144.80円)で自動決済
  4. 損失: -2,000円で済む

小さな損失で済ませることが、大きな損失を防ぐ鍵です。


損切りの設定方法

1. 金額ベースで設定

「〇〇円の損失で損切り」

メリット

  • ✅ わかりやすい
  • ✅ 資金管理しやすい

設定例

  • 資金10万円の場合: -2,000円〜-5,000円で損切り
  • 資金の2〜5%程度が目安

2. pips(ピップス)ベースで設定

「〇〇pipsの損失で損切り」

メリット

  • ✅ 通貨ペアに関係なく統一できる
  • ✅ 取引ルールとして明確

設定例

  • USD/JPY: 20〜30pips(-2,000円〜-3,000円)
  • EUR/JPY: 30〜50pips

3. テクニカル分析で設定

サポートライン・レジスタンスラインを基準に

例: サポートラインの下に設定

  1. USD/JPYが145.00円で上昇トレンド
  2. 直近の安値(サポートライン)が144.50円
  3. 損切りラインを144.40円に設定
  4. サポートを割ったら損切り

メリット

  • ✅ 相場の流れに沿った設定
  • ✅ 無駄な損切りを避けられる

利確の設定方法

1. リスクリワード比率で設定

リスクリワード比率 = 利益 ÷ 損失

推奨比率: 1:2以上

:

  • 損切り: -2,000円
  • 利確: +4,000円以上
  • リスクリワード比率: 1:2

なぜ1:2以上?

勝率50%でも利益が出る!

  • 勝ち: +4,000円
  • 負け: -2,000円
  • 平均: +1,000円の利益

2. テクニカル分析で設定

レジスタンスライン・直近高値を基準に

  1. USD/JPYを145.00円で買い
  2. 直近の高値が145.80円
  3. 利確ラインを145.70円に設定
  4. 高値手前で確実に利確

3. 部分利確

ポジションを分割して利確

  1. 0.2ロットでエントリー
  2. 半分(0.1ロット)を+30pipsで利確
  3. 残り半分をトレールで伸ばす

メリット

  • ✅ 確実に利益を確保
  • ✅ 大きな利益も狙える

実践的なルール設定

初心者におすすめのルール

ルール1: 損切りは必ず設定

  • ✅ エントリーと同時に逆指値注文
  • ✅ 感情に流されない
  • ✅ 自動で損切りされる

ルール2: リスクリワード1:2以上

  • ✅ 損切り-20pips → 利確+40pips
  • ✅ 損切り-2,000円 → 利確+4,000円

ルール3: 1回の取引で資金の2〜5%以内

  • 資金10万円 → 1回の損失は2,000円〜5,000円以内
  • 資金20万円 → 1回の損失は4,000円〜10,000円以内

よくある失敗パターン

❌ 失敗1: 損切りを動かす

悪い例:

  1. 損切りラインを144.80円に設定
  2. 価格が144.85円まで下落
  3. 「もう少し待てば戻るかも」と144.70円に変更
  4. さらに下落して大きな損失

正解: 一度設定した損切りラインは動かさない!


❌ 失敗2: 利確が早すぎる

悪い例:

  1. +500円の利益で即決済
  2. その後さらに+3,000円まで上昇
  3. 「もっと待てば良かった…」

正解: 事前に利確ラインを決めて、それまで待つ


❌ 失敗3: 損大利小

悪い例:

  • 利確: +1,000円
  • 損切り: -5,000円
  • リスクリワード比率: 5:1(逆!)

正解: 必ず損切り < 利確になるように設定


損切りの心理的ハードル

「損切りできない」理由

  1. 損失を認めたくない

    • 「まだ戻るかも」という期待
  2. もったいない気持ち

    • 「損切りした直後に戻ったら嫌だ」
  3. プライドが邪魔をする

    • 「自分の判断は正しいはず」

克服方法

1. 損切りは「コスト」と考える

  • 損切り = 保険料
  • 大きな損失を防ぐための必要経費

2. 逆指値注文を使う

  • 自動で損切りされる
  • 感情が入る余地がない

3. 記録をつける

  • 損切りしたトレードを記録
  • 「損切りして正解だった」ケースを確認

まとめ

損切りと利確は、FX取引で最も重要なスキルです。

重要なポイント

  • ✅ 損切りは必ず事前に設定する
  • ✅ リスクリワード比率は1:2以上
  • ✅ 1回の取引で資金の2〜5%以内のリスク
  • ✅ 逆指値注文を活用する
  • ❌ 損切りラインを動かさない
  • ❌ 感情的な判断をしない

「損小利大」を徹底すれば、勝率50%でも利益が出ます。


実践チェックリスト

エントリー前

  • 損切りラインを決めた
  • 利確ラインを決めた
  • リスクリワード比率は1:2以上
  • 資金の2〜5%以内のリスク
  • 逆指値注文を入れた

エントリー後

  • 損切りラインを動かさない
  • 感情的にならない
  • ルール通りに決済する

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免責事項

※この記事は個人の学習記録であり、投資助言ではありません。FX取引には元本割れのリスクがあります。損切りと利確の設定は自己責任で行ってください。